映画三昧

 我が家にはケーブルテレビってなものがあるので、民放がいくらつまらなくても見るものがなくて困るなんてことはありません。ありがたいことなんですけど、このところ観たいものが多すぎてビデオが溜まるいっぽうだったのが今の時間だけはあるよ生活のおかげで今日は映画を2本観ました。「模倣犯」と「リリィシュシュのすべて」です。前者のほうは原作が好きなのでとりあえず観たのですが・・民放局での放送でカットされまくりCM入りまくりで、ちっとも楽しくありませんでした。後者のほうはケーブル局での放送でまるまる堪能できました。しかも岩井監督のインタビューまであったので深く感情移入できました。岩井監督はキャスティングを決めてから原作のストーリーを変えたそうです。その役者の持っているものをいい部分を消さないために。「自分は作りたい映画を作ってるんじゃない、観たい映画を作ってるんだ」と。改めてやっぱりこの監督は大好きだと思いました。

 イマどきの子供は何を考えてるか分からない、すぐキレるなどいわれてますが、万引きしようが援助交際しようがイジメやろうがイジメられようが人を殺そうが自殺しようが、このころの少年少女たちが一番純粋なのです。どうしてこうキレイで純粋なものは、脆くて弱くて儚くて痛いのでしょうか。