日常の始まり

 朝、友人と池袋で別れそのまま私は久々に出勤いたしました。本当に夢のような三日間が過ぎ、これからはまた地道に働かねば。今日の朝、よっぱど会社休もうかとどれほど迷ったことか。ユウウツな午前の仕事が終わり昼食をとっていると、同僚の女の子が見覚えのあるネックストラップをしているではありませんか、私がもしやWIREにいた?ときくと2日目だけいたらしい。私がオービタルのサイン会の写真を見せると喜んでいた。2人でしばしWIREの話で大盛り上がりしていると他の同僚の子が、あまりにも熱く語り合っていたので軽く引いていた。いいんですよ、何言われようとWIREは特別最高なんですよ。
 


 母からいろいろな手続き用紙の入った郵便物が届く。ついに私は東京都民にならねばならんらしい。世帯主の欄に自分の名前が書いてあるのを見ると、とうとう一人で生きていくことになったんだと実感した。