いざ幻影城へ

matsutakeumeko2004-08-21

 今池袋の駅の周辺ではこの催しものの宣伝でいっぱいです。確か去年は生誕100周年とかで展覧会やってはなかったか?そして今年は幻影城の修復が完了したらしいので、あの土蔵の中が見れるとのことで行ってきました『乱歩展』この人の本は私は読むのは結構遅かったような気がする。小学生のとき少年探偵団は読んだことあったけど、そのころはまだホームズとルパンのほうが好きだったので、あまり印象になく、私は福岡で育ったので夢野久作のほうが何かと馴染みがあり、乱歩には最初あまり興味がなかった。考えてみると最初に興味を持ったのはもしかしたらオーケンの影響かもしれない。彼はことあるごとに乱歩先生と話を出していたし、彼の書く詞の中に数多く関連した世界が出てきていたから知らぬ間に影響されていたのかもしれない。でもそうじゃなくてもたぶんいずれ読んでただろうね。
 
 今日いろいろとまたあの世界観にふれて思ったこと、やっぱり私の好きなものとリンクしているなぁということ。残念ながらあの幻影城の中を見ることはできても中には入れなかったんだけど、あの書庫を見ると京極夏彦と重なるなぁと思うし、飾ってある乱歩の肖像画を見るとこの前観た小林さんの劇「LENS」のセットに飾ってあった肖像画そのものっぽかったし、どうもね・・いろいろ感じることが多かったです。そうそう乱歩の本名は平井太郎というのだけど、片桐さんの息子の名も字が違うけど太朗っていうんだよね。片桐さんいったいどういう由来で息子の名を考えたんだろうか?相方の名を取ったのも考えられるけど、どこかで是非教えていただきたいものですわ。
 大正ロマンあふれる時代の感じってやっぱりいいなぁ、活気もあるし何よりオシャレです。古きよきものは何時の世も色あせることはないですね。