虚構と現実

 今私はプーになってまる1ヶ月過ぎようといています。そもそも私がプーになったのにはちょっとした理由があって今悩むというより苦しんでいます。それは私が1年前に東京に出てきたところから、その苦悩が始まります。私の出身は九州で地元にいるころはそれなりに何不自由なく生きてきました。ところが、私の実家は自営業を営んでいるのですがこの不況で経営状況が芳しくなく、ちょくちょく私にお金を工面してはくれないかと頼まれるようになりました。最初のうちは今まで育ててもらった訳ですから当然だと思い別に深くは考えずに渡していました。が、それが最初はなんとか工面できる額だったのが、だんだんこんな小娘が容易に用意できる額ではなくなってくるようになりました。それでも私はなんとか工面してあげてたのです。どんなことをしてでもです。でもいくら実家にいて最低限暮らしていけるとはいえ私にも限度があります。まして20歳そこそこの小娘ですから、いくら働いているとはいえ月の収入ってたって微々たるものです。そのころの私は昼も夜も働いていました。休みで家にいるなんてことがほとんどないくらいです。そんな生活が2年くらい続いたころ、とうとう私もこのままでは生活できないくらいに追い込まれてしまいました。当然親も知っているはずです。そもそもの原因は自分たちなのですから。でも、私たち親子はどこかそういうコミュニケーションがとれないようで一番重要なことがお互い言い出せないまま、私は一人東京に出てきました。少しでもこの状況を打破しなくてはいけないと思ったからです。何もかも自分の知らない土地で、だれも自分を知らない土地で。そういう状況で1年ただがむしゃらに頑張ってきたのですが、今息切れしてしまいました。立ち止まって動き出すことができません。






・・っていう現実に今自分がいたらどうしよう?